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北海道大雪山系縦走 2015年9月5日〜7日

山の帰りに前山さん、中原さんと私でニュートウキョウでご飯を食べた時に9月上旬の前山さんの夏休みに合わせて北海道の山を縦走しようと話が盛り上がり、実行することになった。コースは一番人気の旭岳〜トムラウシ山。9月はトムラウシ温泉からのバスがないためJR新得駅までタクシーを予約して計画を立てる。中原さんは層雲峡から十勝岳を経て富良野岳まで行くため別行動となる。

9/4 伊丹空港〜羽田空港〜旭川空港 バスで旭岳温泉 グランドホテル大雪で宿泊
   ホテルでは朝5:30におにぎり2個とミネラルウォーターをくれる登山者応援パックを利用した。源泉掛け流し温泉とタラバガニ食べ放題に感激する。

9/5 旭岳登山口6:30〜姿見〜旭岳〜間宮岳〜北海岳〜白雲岳〜白雲岳避難小屋テント泊14;20
姿見まではロープウェイを利用。この日は朝から雨風が強く寒かった。天候が悪く登りは寒くてきつかった。旭岳
頂上までは温泉の水蒸気が上がり硫黄の匂いがした。風が冷たくアンダー手袋とフリース手袋をはめても手が冷たく前山さんにゴアの手袋を借りた。ソックスもポリエステルので足が冷たかった。9月の北海道にはオーバー手袋とウールの冬用のソックスは必要だと後悔した。旭岳温泉
姿見の池
旭岳頂上

頂上からは丸い岩の歩きにくい道を下り、北海岳分岐で休憩。ずっと左には火口のお鉢が見える絶景。ほとんどの登山者はここから黒岳を回り旭岳にもどる周遊コースを行く。私たちはここから白雲岳を目指した。途中クマのウンチとハイマツの実を食べ散らかした後があって緊張した。白雲岳分岐にザックをデポして往復約1時間白雲岳頂上をピストンした。頂上手前は岩がゴロゴロしていて歩きにくかった。ここから20分ほどで避難小屋に着く。白雲岳頂上
14421315434605.jpg

避難小屋手前には湧き水の水場がありみんな汲んでいた。雨なので小屋で小降りになるのを待ってからテントを張る。管理人から中原さんからの忠別小屋にテント泊するとのメッセージを受け取る。一時間前に通過したそう。雨の中忠別小屋まで大変だなあと心配する。加えて忠別小屋には自称管理人の中年男性がいて登山者に食べ物をねだるそう。山のホームレスだ。危険なので管理人は中原さんに小屋横ではなく分岐にテントを張るようにアドバイスした。忠別岳
忠別岳頂上


9/6  白雲岳避難小屋6:10〜高根ケ原〜忠別岳〜五色岳〜化雲岳〜ヒサゴ沼避難小屋15:00 小屋泊
    翌日は晴れる。今日のコースが一番距離が長いが丘陵みたいになだらかなので景色も開けていて歩くのが楽しかった。初めサングラスをしていなかったら途中から目が紫外線にやられてショボショボして歩きにくかった。サングラスをしてましになったが、ずっとつらかった。トムラウシ山

ここの道が一番北海道らしくて雄大で左にはかなり下に沼や池が見え変わった形の山が次々に現れて飽きることがなかった。植物も紅葉してパッチワークみたい。
後方にキタキツネが犬みたいに登山道をトコトコ歩いていた。忠別避難小屋の分岐ではシマリスを6匹も見た。ちょうど中原さんがテントを張った場所だ。分岐
化雲岳頂上

化雲岳を登ってトムラウシ山との分岐を下りヒサゴ沼避難に着く。6テンと1テンがあったがどちらも無人、小屋も無人。6テンは北大農学部の昆虫研究の4人が土日と泊まることが判明。教授1人と学生3人。翌日は沼ノ原へ下山するそう。小屋は私たち二人で占領できた。水場がわからず近くの湧き水らしいのを汲む。本当は歩いて10分の雪渓の雪解け水が水場なのだがしんどいので手近で間に合わす。トイレは板を渡しただけの汲み取り。小屋も外観はかなり痛んでいるが雨漏りはなかった。ヒサゴ沼避難小屋


9/7 ヒサゴ沼避難小屋5:30〜トムラウシ山〜トムラウシ短縮道登山口17:10
    翌日、ヒサゴ沼分岐を目指して雪渓横を登っていくが、途中前山さんがGPSを示しこちらのほうが近道、そちらは化雲岳にかなり上がっていくので1時間も多いと言われ、途中男性3人組が化雲岳に上がる道を行くがGPSを信じて昭文社に載っていない道を上がっていく。途中ハイマツに阻まれ、やはり男性3人が行った道を再度登る。ヒサゴ沼

かなりあちこち道を探しハイマツの藪こぎもして2時間経ってもヒサゴ沼から抜け出せず今日中に下山できるか不安になる。沼ノ原へエスケープすることも考えた。あと30分しても登山道に出なければあきらめようと決め道を探す。雪渓の横の岩場を登って行き左にいくと登山道に出た。新得を18時の特急に乗る予定だったが2時間半も余分にかかったので21時の特急に乗ることに決めタクシーも下山口に18 時に変更と電話した。
今日中に帰れる見込みが立ちほっとしながらも、何があるかわからないのでスピードを上げてトムラウシ山を目指す。途中、小沼のある日本庭園を過ぎ岩場を登り、北沼にやっと着く。岩場ではナキウサギが可愛い声でピィーと盛んに鳴いていた。声はするが姿はまったく見えなかった。
北沼は雨で増水すると登山道まであふれ大変らしいが、昨日から晴れなのでそれもなく稜線も強風がなく穏やかで安全だった。ただ丸い岩がゴロゴロしていて歩きにくかった。北沼
トムラウシ山頂上

頂上手前で降りてくる男性に会いどこから来たか尋ねるとトムラウシ山短縮道から上がってきたとのこと。私がトムラウシ温泉までタクシーを呼んでいると言うと親切にも帰り一緒になれば車で新得駅まで送ってくれると言う。キロロリゾートで
スノーシューの案内をしていてニセコ出身で小樽に住んでいてしょっちゅうスキーや登山をしているので歩調が合わず送ってもらうのはやめた。
頂上を降りていくと前方に慣れた様子で下って行く男性がいたので付いて行くことにした。でも私たちとは荷物の重さが違うのでどんどん離れていく。小樽の男性に必死で付いていったので途中で抜かした。前トム平でナキウサギの声を聞いていると言う。
コマドリ分岐までの沢沿いの道ですぐ前をナキウサギが横切っていくのが見えた。明るい茶と黒っぽい茶のブチで握りこぶしくらいの大きさ。横姿だけで顔は見えなかった。でも見られてラッキー😃
下りばかりかと思ったらコマドリ分岐から30分くらい急登が続きつらかった。その後カムイ天上まではぬかるんだ道を延々と1時間10分ですごく長く感じた。ヒサゴ沼からの登りはゴロゴロ岩で乾いているのに頂上から温泉まではぬかるみで悪路。トムラウシ山下山道

カムイ天上で中年男性にまた会い、私たちは今日札幌のホテルに泊まると言うと親切にも札幌まで車で送ってくれると言う。初対面の関西から来たおばちゃん二人なのに。北海道の人たちは本当に親切で感激!タクシーを上手く断り、短縮道から下り男性の車に乗せてもらう。なんとBMWのキャンピングカー。冷蔵庫、コンロ、ベッドが付いている。札幌までの約6時間をホテルまで送ってもらった。感謝!トムラウシ山短縮道登山口


総括  北海道大雪山系縦走にあたり、ヒグマと水の確保と防寒が一番の心配事であった。ヒグマ対策は鈴、水は
9月は雪渓がかなり溶けて水を得られないこともあるということで5リットルを背負って出発した。
防寒は軽さとの兼ね合いで夏のシュラフとシュラフカバー、目出帽、アンダー手袋とフリース手袋、ウールの下着上下、ウールのシャツとジャージ上着にした。日曜日の朝は水が氷り霜柱ができたが、これで何とか寒さはしのげたが、厚手のダウンとウール厚手靴下があればもっと快適であった。あとオーバー手袋は必須。
山はアルプスのように切り立った崖や危険な岩場がなく総じて安全な道であったが、小屋はすべて避難小屋で営業小屋がないので水や食料などはすべて自分で持たないといけないので荷物が重くなるのでボッカする体力が必要。寒さも本州の山より1000m高いと考えて防寒対策をしたほうがいいと思った。
北海道特有の動物が見られ、楽しめた。特にナキウサギは姿、鳴き声ともに可愛くすっかりファンになった。
来年の夏にもまた是非北海道に行こうと思った。
                                  松長記
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関西の山岳会、青穂クラブの面々が、山行記録、山での出来事、下界での出来事を思いつくままに綴るブログです。

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