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長かった笈ヶ岳

日時  2015/4/11〜12
山行内容  残雪期縦走
参加者  上田(CL)、松長
天候  4/11 曇り後晴れ 4/12 晴れ
行程  4/10 王寺18時発 道の駅瀬女で仮眠
4/11 道の駅瀬女〜一里野スキー場7:20〜山毛欅尾山11:20〜1312P 13:40〜1418P 14:20〜
冬瓜平15:00 テント泊
    4/12 冬瓜平5:15〜冬瓜山尾根7:15〜笈ヶ岳頂上9:30〜シリタカ山11:10〜冬瓜平着13:30 テント
       撤収後14:13発〜山毛欅尾山16:40〜一里野スキー場18:52

2週間前に悪天候のため山毛欅尾山までしか行けなかったので今回再挑戦した。行程が長く時間がかかるため、奈良を夕方早く出て翌朝の出発を早くし最低でも冬瓜平でテントを張ることを目指した。ちょうど通勤ラッシュで道は混んでいたが23時半前には仮眠場所に着き翌朝は5:15起床した。道の駅瀬女には翌朝起きてみると神戸ナンバーが2台(中年6人パーティ)、大阪ナンバーが1台(中年男性2人パーティ)が停まっていてみな笈ヶ岳に来ていた。
中宮発電所脇の階段は下部の一部を除き階段が現れていて前回雪の斜面を苦労したことを思うとずいぶん楽だった。山毛欅尾山まではずっときつい登りであえぎながら頂上に着くとまもなく私たちより1時間遅く出発した大阪パーティが到着し、体力の無さを思い知らされた。ここからが未知の世界。アップダウンはあるが比較的楽な気持ちのよい稜線をたどる。1271Pで先に行った大阪パーティが道を間違えたと引き返してきた。地図を見るとここで東に方角が変わる。私たちも間違えるところだった。1418Pを下ると間も無くテン場の冬瓜平に予定通り15時に到着。神戸パーティはすでに奥の方にテントを二張り張り終えていた。私たちは入り口近くの小高い雪崩の危険のない所に張る。この頃から晴れていい天気。夕食を食べて19時に就寝。
翌朝3:30に起き5:15に出発。冬瓜平の端に昨日は見えなかった大阪パーティのテントがあり、一人はアイゼンを忘れたと聞いた。冬瓜山の尾根に登る所に着くとすでに神戸パーティがロープをセットして次々に登っていた。結局大阪パーティの一人はアイゼンがないのでテン場に残りもう一人がロープ無しで登って行った。我々も最後にロープをセットして2ピッチかけて尾根に出た。そこからトラバースしてシリタカ山に着いた。ここから見る笈ヶ岳はまだ遥か遠い。雪庇のある尾根や途中トラバースしながら近づいていく。口笈岳に9時に着く。タイムリミットに決めた9:30に頂上に着くか不安に思いながら登っていくと、神戸の6人と大阪の1人が降りてきた。もうじきですよと励まされ最後の一踏ん張り。9:30に頂上着!嬉しいながらも下山の長い道のりを思うと気が重くなる。快晴で北アルプス、乗鞍岳、御嶽山などがきれいに見える。
下山しかけるとストックに軽い荷物の中年男性に会う。聞くと地元の人で一里野を朝3時過ぎに出て9:50にはもう頂上のすぐ下まで来ている!軽装とは言え驚異的なスピードだ。左の斜面からスキーを担いだ青年3人が登ってくる。朝早く三方岩岳から登ってきて笈ヶ岳頂上からスキーで滑ると言う。豊田自然学校までは除雪されていてそこから登ってこれるらしい。
登って来た道を忠実に辿りながら順調に下りていく。冬瓜山のナイフリッジの尾根を行くか、行きにピレーして登ってきた所を懸垂下降するか迷ったが尾根を登るのはしんどいのとほとんどの人が冬瓜平の方へ下りていくので懸垂下降に決める。2ピッチ目までは難なく下りたが3ピッチ目は斜めの懸垂でかなり下りにくかった。これに意外に時間がかかりテン場に着いたのは13:30。かなり焦る。帰りも山毛欅尾山までの登り返しが長くてつらかったが、それ以降は下りでスピードを上げて下りる。懸垂下降を終えた時に出会った軽装の若者はこれから登るとことだったが時間が遅いのでそこで引き返したらしい。その青年に途中追い越されたが、下りの途中で後ろから来たのにはびっくりした。道を間違いたらしい。トレースがはっきり付いていても道を間違えることもあるんだなと思った。
中宮発電所の導水管の横の階段を降りる頃はもう膝はガクガク、橋を渡るとまたいじめるかのように林道までの最後のきつい登り。駐車場に着いたときにはよれよれで疲れ果てた。朝5時過ぎから19時前まで約14時間も行動したことになる。
私事だが、金曜日の朝から喉が腫れ土曜日の晩から咳がひどくなり喉の薬を飲みながら体調が万全とは言えない状態の登山でした。でも頂上に登れたので達成感があり満足です。白山の周りにはいい山がたくさんあるので機会があればこれからも登って行きたいなと思いました。

導水管の横のフキノトウに春の訪れを感じる。DSC_1106.jpg

山毛欅尾山の頂上で白山をバックに。DSC_1114.jpg

1312P手前の雪解けの様子。DSC_1115.jpg

藪の尾根を歩く。DSC_1116.jpg

ガスが晴れてきた(1312P〜1418P付近)DSC_1117-1.jpg

テントの前で。DSC_1118.jpg

冬瓜平。DSC_1122.jpg

ビレー終えてロープを束ねる。DSC_1128.jpg

ナイフリッジの冬瓜山をバックに。DSC_1131.jpg

白山をバックに。DSC_1132.jpg

シリタカ山。DSC_1133.jpg

口笈岳から見える北アルプス。DSC_1139.jpg

笈ヶ岳頂上(木の札が壊れて字が読めない)。DSC_1140.jpg

石の頂上札の前で。DSC_1143.jpg

懸垂下降のセットをするU氏。DSC_1147.jpg

導水管の少し上の貯水池。DSC_1149.jpg
 
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関西の山岳会、青穂クラブの面々が、山行記録、山での出来事、下界での出来事を思いつくままに綴るブログです。