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谷川岳岩登り

日時 2011年8月7日~10日
参加者 大内さん(アルデ山岳会)、りょう(青穂クラブ)

8月6日(土) 22時大阪出発

8月7日(日) 晴一時雨 烏帽子沢奥壁南陵ルート
道中二人ともバテて1時間の睡眠をどこぞのPAでとる。眠たすぎてガソリンメーターをチェックしておらず、気がついたら「E」のランプが点灯。しょっぱなからピンチ。それでもなんとか土合駅を過ぎ慰霊碑横の駐車スペースまで到着。午前6時半頃。
みなかみ町のガソリンスタンドはだいたい7時くらいから開店し、19時くらい閉店というところが多かった。19時に間に合うように下りてこなくては。
当初は一ノ倉沢の出合を少し行ったところをベースにしようと決めていたが、天気が悪くなりそうだったので土合ステーションホテルに宿を決めた。登山指導書に立ち寄り計画書を出す。お巡りさんに「天気が悪くなりそうだから早い行動をお願いします。」といわれた。

Summer sky
夏の空やね~

8時5分 マチガ沢出合
8時25分 一ノ倉沢出合
9時30分 懸垂下降終了。テイルリッジ末端
今年の一ノ倉沢は残雪が多いと指導所で聞いたが、私が恐がりでいつもの右岸の捲き道を行く。しかし藪が多くてたまらん。雪渓付近は肌寒いくらい冷気が立っていたが、テイルリッジはものすごい猛暑。ここの登りで体力の半分以上を持っていかれそうになる。水タンクは必須アイテムだ。

10時30分 南陵取付
10時55分 登攀開始
奇数ピッチ大内さん 偶数ピッチりょ
12時47分 登攀終了

南陵には誰も取り付いていなかった。
谷川そのものが初めての大内さんがトップを行く。快適につるべ式で登って行く。順調に登り13時前に登攀終了。6ルンゼを懸垂下降することを考えていたが、南陵を登ってくる後続パーティがいないことから南陵をそのまま下降することにした。4ピッチの懸垂下降(草付きの歩き含まず)で取付地点に帰着。

テイルリッジを下り、さて、懸垂下降で下りた地点。登り返す?雪渓の上も怖いけど、登り返すのもなぁ...と考えていると雪渓の上を歩いた方が涼しくて早い、と言われ顔を引きつらせ足をがくがく震わせながら雪渓の上を歩いて下った(両名ともファイブテンのアプローチシューズでアイゼンなし)。
雪渓が終わり、最後の右岸の捲き道に入る辺りで(ここから下は小さい滝が続くので捲き道歩行必須)、中央稜を登っていたらしい3人パーティがどこからともなく現れ追い抜いていった。

15時45分頃、一ノ倉の出合に帰着。ぽつぽつととうとう雨が降り出した。出合の駐車場にロープウェイ駅まで行くバスが停車していた(片道大人1人500円)。雨が少し多くなったので誘惑に負けそうになったが歩いて帰ることにした。幸い雨はそれ以上ひどくならず車に戻る5分位前に本降りになり、なんとか濡れずに戻れた。

ガソリンも入れることができ、温泉に入り、温泉の軒先で販売していた地取りのトマト(3個250円)夜ご飯のおかずに買って帰った。温泉に入る前に狙っていた、小振りのトマト3個150円はお風呂から出たら売り切れいてた。残念。

Doai stn htl
土合ステーションホテル。
お手洗いが改装されていて本当にホテルのよう。
その綺麗さに大コーフン!


8月8日(月) 晴一時雨 衝立岩中央稜ルート
4時起きしたのになんだかだらだらしてしまい、土合ステーションホテルを出発したのが6時半頃。1時間予定より遅れてしまった。
時間短縮の為に、土合橋横の林道を入り突き当たりの駐車ポイントまで車で進むが、轍がすごくて冷や冷や。なんとか車のお腹をこすらずに到着した。ここからだとマチガ沢の出合まで半時間位で行ける。

7時40分 マチガ沢出合
8時00分 一ノ倉沢出合 老夫婦がいらしゃってトポ図を拾ったとかで私達のかと聞いてきた。おそらく前日の3人パーティの誰かが落としたのだろう。ルートが載っている本の全てのトポ図と下降路の図を防水加工の1枚の用紙にスキャンして印刷した丁寧なものだった。私は、違います、と言って挨拶をして素通りしようとしたら、大内さんがやっぱりもらっていきます、とポケットに入れた。

この日のテイルリッジまでのアプローチは雪渓の上を歩いた。時間も短縮できたが、昨日開いていなかったところに穴が開いてる気がする。上を歩いているだけでは雪渓の状態は本当に分からない。が、しかしこの日は前日よりも怖さがなかった。

テイルリッジの上は相変わらず暑い。今日は頭上に雲が集まってきている。他に登っているパーティは誰もいない。テイルリッジを登りつめたら中央稜の取付。予定より1時間遅かった。

9時 取付
9時15分 登攀開始
1P目大内さん→2P目りょ(泥の無い「泥のルンゼ」 35mくらい伸ばしてピッチをきった)→3P目大内さん→4P目りょ...ではなくて大内さん

私リードの順番だったがこのピッチはこのルートの核心部。「どうする?」と聞かれて「時間かかったらあかんなぁ。」と思ってリードを替わってもらう。A0というグレードだったが、これ、A0以上ちゃう?アブミが少しいるで、という感じのルート。ホールドがなく、頭部分が折れ、1センチほどだけ割れ目から出ているハーケンに4mmのスリングをかけてみた。上手くかけることができず時間がかかる。手を通してみると細すぎて手が痛くて我慢できない。ビナと普通の太さのスリングをこの細引きつなげて更に長くしなんとかこの部分を乗っ越したが、回収が難しくなってしまった。レッジの上でしゃがんだり半寝状態になって回収しようとしたがどうしても届かない。仕方ないので置いて行くことにした。

5P目りょ→6P目大内さん→7P目りょ(終了点のピナクルが覗きになっていて一ノ倉沢の眺めが良い)→8P目大内さん→9P目りょ→10P目大内さん(目の前に衝立の頭っぽいピナクルが見えるようになる。本格的に雷が頭上で鳴り出す)→11P目りょ→12P目大内さん
14時30分 登攀終了

Pinacle.jpg
7P目の終了点ピナクルから。この頃はまだ
天気よく、時々頭上で雷が鳴る位だった。


4Pで時間がかかってしまったのがかなりの痛手。あのピッチは右側に出なくてはいけなかったらしい。ビレイ点から直上する残置に惑わされてしまった。終了後、下降路を探すのに半時間ほど手間取り見つけた時にはすでに辺りは雲のせいで薄暗くなっていた。
下降支点は、登山指導所で「支点を作っていた石が浮き石で危険なので撤去した。」とあったが壁に新しい下降支点とクリップがかかっており自分で支点を構築する必要はなかった。

rappeling.jpg
一ノ倉をバックに懸垂下降

4ピッチの空中懸垂を含む下降でコップ広場(だと思う)に到着する。ここでかなりの降雨。大きなピナクルがあってここからどの方向に行ったらいいのか全く分からない。上から見えていた衝立スラブ左側の側壁の上に見えた踏み跡をたどってみたが行き詰まってしまった。朝拾ったトポが役に立つ。間違えて入りやすい、と書いてある沢に入ってしまっていた。登り返し正しい沢、衝立沢に入る。雨が降った後なので足元が濡れるのもあまり気にせず沢をどんどん下っていくがそれ以上の速さで日が暮れていく。トポ図にある10mほどの懸垂とされる小滝に出た。ロープ1本で行くか迷ったが下りた後、下がどうなってるか分からないので2本出す。残置支点もあった。水量の多くなった小滝をずぶ濡れになって下りた。その下に衝立沢と一ノ倉沢と思える大きな沢の出合が見えたが、そこには大きな穴を開けた雪渓が広がっていた。ロープを片付けているととうとう日が暮れた。どうしようか迷ったが、この辺で今日は打ち切りにしませんか?というとあっさりとそうしよう、という返事。私にとっては初めての、正真正銘の「ビバーク(緊急露営)」である。

沢の端、水がかろうじて流れていない場所でブッシュをナイフで刈り岩を動かしロープを置き座れるようにしてくれた。ツェルトをかぶり行動食を少し食べて時計を見ると20時。雨が降らないことを祈りつつ寝ることにした。

8月9日(火) 晴
4時に目覚ましが鳴り起き出す。行動食の残りを食べツェルトをたたんでいると空が明るくなってきた。

Bivouac.jpg
ビバーク地で。得体の知れない動物の様ですが、私です。

目の前に最後の難関であろう雪渓が見える。トポではこのあたりから左側に向かう捲き道があるとのことだが見あたらないので、雪渓に乗っかることにした。ぎりぎり崩壊せずに残っている雪渓の末端に、左岸の側面から乗り移ろうとしたが、アプローチシューズだと思いっきり滑る。大内さんが持っていたバイルを借りで雪渓の上に立った。雪渓の向こうは落ち込んでいるようだ。一ノ倉沢とつながっているのか、はたまたはそこは切り込みが入っているのか?...よかった。つながっていた。こわごわと進行方向に進むと、一ノ倉沢との合流点は崩壊することなく問題なく合流することができた。あぁこれで帰れる。
朝日がまぶしい。振り返ると衝立岩正面壁が陽に当たってオレンジ色になっている。出合まで戻り、沢の水で顔を洗い車に戻った。

この日は中央カンテを登る予定だったが無理となったので、ロープウェイで天神平まで行きさらにリフト使って最高地点まで行き、谷川岳周辺の遠望を楽しんだ。その後、谷川ラーメンと生どらやきを頂いて帰阪した。 
                                       (記 写真 りょう)

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関西の山岳会、青穂クラブの面々が、山行記録、山での出来事、下界での出来事を思いつくままに綴るブログです。

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