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2019/09/16 十津川水系 滝川大谷

令和元年9月16日(月)
メンバー CL石田・早川・福沢・中尾
十津川水系 滝川大谷

7:46 大谷橋
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7:51 入渓
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入渓から軽快に登れる小滝が少し、次に出てきた2段6mの滝は右岸を巻く。

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そこからしばらく、次々に現れる小滝を楽しみながら登る。水流の中を探ると手がかりがあり、岩肌も滑りにくいので、“少しがんばれば登れる楽しさ”を味わうことができた。

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調子に乗りすぎて水圧に負け、流されることもあった(中尾)。

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今回の遡行一番の大きな滝、3段20mの滝は、思わず足を止めて眺めた。しかしこれも、少し考えれば登ることができそうだという好奇心を刺激され、ドキドキしながら順に取りつく。

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10:25 昼食(素麺)

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早めの昼食は、素麺。沢の水で茹で、洗濯用ネットでしっかりと洗う、最高のごちそう。
冷たい素麺はのど越しが良く、用意した15束を4人でぺろりと食べた。

11:42 「朽ち果てた植林小屋」


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12:00 沢筋を離れて尾根へ向かう
伏流の後の涸れ滝から上部はガレて崩れた部分が多く、左岸より尾根を目指す。勾配がきつく、柔らかな土の斜面を木を掴みながら登り上げた。
尾根に乗ってからは踏み跡が明確になり、方位を確認しながら進んだ。

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13:15 石仏山 山頂 (下山開始)

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 石仏山山頂は展望はなく、台座のようになった岩の上に割れて読みづらくなった木標があるのみ。
滝川への下山路は、広い尾根の地形に戸惑いながら、周囲の地形や方位を細かく確認しながら辿る。

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分岐より下りもまた、足下が崩れやすい急坂。何度も足を滑らせながら下る。

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少し嫌になるような下山路だったが、転んだ数を数えたり無駄な脂肪のせいにしたり、こういう時に冗談を言い合えることに安堵感を覚えた。

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15:22 滝川橋 下山完了
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文 なかお


2019年8月2日〜4日 剱岳 源次郎尾根

山行形態:バリエーション
日時:2019年8月2日(金)〜8月4日(日)
天候:晴れ/一時雨
メンバー:上農[CL]・前山・畑
記録:畑
行程:
8月2日(金):室堂BT 9:25・・・12:00 剱沢幕営地 
8月3日(土):剱沢幕営地5:00・・・6:40 源次郎尾根取付・・・10:50 Ⅰ峰・・・11:50 Ⅱ峰・・・12:00 Ⅱ峰懸垂下降ポイント・・・12:35 Ⅱ峰鞍部・・・13:40 剱岳山頂・・・15:20前剱 ・・・17:30 剱沢幕営地 
8月4日(日):剱沢幕営地5:20・・・8:40 室堂BT

1日目
1日夜に大阪を出発し、立山駅駐車場にて仮眠をとり2便目のケーブルで室堂BTへ。
夏休みでもお盆前の平日とあってか、さほどの混雑のない晴天の室堂から硫黄の臭いの立ちこめる中、剱沢目指して歩き始める。
剱沢に到着しテント設営後、剱沢小屋の下部の雪渓の状態が観察できる所まで下ってみる。
遠目に人が雪渓へ移って歩いている姿を確認、。
あの辺りから雪渓に移れるか...と見当を付けた後、テント場へ引き返すと偶然出会ったCLの知人より雪渓の情報を聞く事ができた。
異常な温かさを感じつつ、翌朝4時スタートに備えて就寝。

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初日。快晴の剱沢。


2日目
昨夜21時頃からだろうか、テントを雨が叩き付ける音で目が覚める。
その後雨あしは雷を伴い、強くなったり弱くなったりを繰り返しながら朝方まで続き、起床予定の3時になっても雨は止まず。
本日の行程を思案しながら様子をみていると雨が止んだので取り敢えず出発の支度にかかる。
かなりの雨だったので岩の状態が心配ではあるが、予定より1時間遅れで出発。
剱沢雪渓を平蔵谷出合まで行った所でギアを身につけ、はっきりと踏み跡のある草むらの中へ入って行く。
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平蔵谷出合で雪渓歩きは終了。
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雪渓から取付きまでのはっきりした踏み跡。

すぐに岩の表面に水が流れ落ちる取付きへ到着、躊躇無くロープを出しCLがトップへ。
CLのコールで続いて登るがホールドも水びたしの上、足も滑って登りにくく出だしから少々焦る。
最初の岩を登ってすぐ、後続のパーティに先を譲り 追って沢のような踏み跡を辿ってジャングルクルーズへ。
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1P取付き。
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その後2回岩場でロープを出し、灌木帯で滑らないように注意しながら進んでいくとハイマツ帯が現れる。
ハイマツと岩の境界部分を狙って登りⅠ峰めざしてルートを定めようとするが何度かルーファイミス。
ルート修正の為、クライムダウンしている間に後続のパーティが先行する。
この日源次郎尾根に取付いたのは我々を含め、この3パーティだったようだ。
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2回目のロープ。まだ岩が濡れていて滑る。
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3回目のロープ。この頃になると少し岩が乾いて登りやすくなっていた。
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Ⅰ峰ピーク。快晴。
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Ⅰ峰からの八ツ峰。

Ⅰ峰を越えヤセ尾根を少し下降し、今度はⅡ峰目指してルートを探す。
どんどん高度を上げていくと長次郎谷を挟んだ八ツ峰の迫力ある姿がテンションをあげてくれる。
文句なしの晴天に今度は水分と体力の消費配分を気にしながら歩き、Ⅱ峰の懸垂下降ポイントでちょうど12時。
先行パーティの懸垂下降待ちの間に北方稜線にいる岳友、大澤氏に無線交信を試みるが残念ながら交信できず。

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ハイマツと岩の境界を登る。
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Ⅱ峰ピークより長次郎のコルを見上げる。

50m+30mロープでコルへ下降すればあとは剱の頂上めざしてガレ尾根をひたすら登るだけ...と思いきや尾根への登りでまたしてもルーファイに手間取ってしまう。
トップをCLに交替後、ほどなく尾根からピークの祠の前に登り詰め登頂。
ピークには登山客はまばらでしばらくの間登りきった達成感に浸るがまだ折り返し。と気合いを入れ直し天気が崩れる前に...と急いで別山尾根を下山開始。
別山尾根ではガスで真っ白な日本海側から熱風が吹き上げ 触れる岩も熱く、まるで岩盤浴状態。(ログデータの記録では最高気温30度!)
平蔵のコル、武蔵のコルでは雪渓からのひんやりした風で少し生き返った心地がしてありがたかった。
日暮れ前にテント場に無事到着。
登頂祝いにCLがごちそうしてくれた晩酌のビールが最高に美味しかった。

この日各自が担いだ水は2〜3L。剱沢に戻る頃にほぼなくなった状態。
暑さの中の長時間行動、食料や水分の携行方法や摂取方法も工夫・検討の余地がおおいにあると感じた。

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Ⅱ峰懸垂ポイント。50mでは少し足りなく、テラスからクライムダウンが必要。
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頂上までのルーファイに戸惑う。
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快晴の剱山頂。

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剱沢へ下山開始。一番辛いのはここからだったかも。

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別山尾根はサウナ状態。日本海側からロウリュウが!

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17:30剱沢テン場へ無事帰還。お疲れ様でした。

3日目
この日も朝から快晴。午前中に立山駅に到着。
近くの温泉でさっぱりし大阪へ。

今回の源次郎は山の経験値のない自身の初バリエーション山行であり、準備の至らなかった点や日頃のトレーニングの成果の是非のほか、様々な事柄を検証できる素晴しいものとなった。
ルーファイ、ギアの選択や使い方、歩くペース配分や技術・・・etc.課題を挙げればキリがなく今後も精進あるのみだが、
私にとっての一番の収穫は『自身の持つ力量にあった山行』を選ぶのではなく『自身の力量を山行に向けて合わせていく』楽しみや充実感を味わえた事、
そして、その準備段階からチームとして動く事の大切さをまだ少しではあるが知る事ができた事だと感じている。

2019年8月10日~12日 明神岳東稜~主稜

登山形態:バリエーション
山行期間:2019年8月10日(土)~8月12日(月)
参加者:CL上農、前山、畑、山崎

8月10日  
今年も北鎌尾根を計画していたが、台風10号の影響が山行期間で出そうだったため北鎌尾根は中止となった。9日に代替え案を検討して、明神岳東稜~主稜に決定した。
行動初日は小梨平キャンプ場まで。テント設営後、山崎・畑は下見に行った。
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朝方は半袖では肌寒く感じた。明神館を過ぎて明神橋を渡り養魚場に到着。丸太の橋を2つ渡り樹林帯に入る。樹林帯は蒸し風呂のような暑さだった。樹林帯をしばらく歩くと下宮川谷に出る。踏み跡とマーキングを辿って行く。歩きにくいガレ場続きマーキングを見失った。少し戻って右側を見るとマーキングを発見した。そして、右側の谷筋に入り見下ろすと宮川のコルだと理解できた。時間的にここまで3時間。ひょうたん池までは行けそうにもないが、もう少し進んでみることにする。折れた木にテープが巻いてある所から谷側の斜面を少し下り、樹林帯に入る手前でひょうたん池までの道がはっきり見えたので、偵察を終了して下山開始。明日の暗い中での行動でもわかりやすいように、マーキングを改めて確認し、分かりにくい所にはケルンを作った。偵察中は上農さん・前山さんは装備の確認後、お風呂に入りビールも頂いていたようだ。小梨平に到着後、お風呂に入り夕食を食べて明日の打ち合わせをして早々に就寝となった。
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8月11日
3時に静まり返った小梨平からヘッドランプをつけて出発する。水は各自4L以上ここから担ぎ上げた。自分は4.5Lを持って行くことにした。脱水にならないように細目に摂るつもりだが、ビバークのことも考えないといけないので完全に喉を潤す程度には飲めないと覚悟はしていた。
3:40に明神館に到着する。空を見上げると星が綺麗だった。最後まで天気が持つことも願って星を眺めながら歩いていく。明神橋を渡り養魚場に到着。樹林帯へと進んでいく。下見の成果もあってか、宮川のコルまで問題なく到着する。先行者が2人いることが確認できた。
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休憩後、ひょうたん池に続く樹林帯へ入る。6:55ひょうたん池に到着する。
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ひょうたん池からの第1階段を目指して藪を漕いで登っていく。
8:00に第1階段に到着し、ロープを出し登攀具を装着して上農・前山ペア、山崎・畑ペアで登っていく。1P過ぎた所で自分が変なところでピッチを切ったために後続に迷惑を掛けてします。2P目は登り出しが少しいやらしかった。その後もロープをつけたままツルベで登っていく。ロープをつけたまま歩いたので時間が掛かってしまった。3P過ぎた辺りでロープを外していた方がいいと感じた。結構登った所でCLからロープを外すように指示があった。らくだのコル11:45到着。第1階段かららくだのコルまでの登りは結構長く感じた。
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12:00、バットレス基部でロープ、クライミングシューズで登攀開始。浮いている岩も多いので緊張する。1P目は問題なく通過。
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2P目は出だしのトラバース、その後のガレ場が若干気持ち悪かったが、ここも問題なく通過する。
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3P目核心のバットレスはスラブだ。ホールドもあり、フリクションも効くので問題なく感じた。この辺りから、ガスが上がってきて視界も悪く、一瞬ポツポツとした。
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4P途中、ガレ場で岩がゴロゴロ落ちてくるので岩陰でビレイ。到着後ロープを外した。そのまま、ガレ場を上がると先行の上農さん、前山さんがいた。少し右側が主峰だが、ガスが切れないのと天気が心配になってきたので先を急ぐ。
一瞬ガスが切れ、2峰が見えた。コルまで降りてロープをつけて14:45登攀開始。
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コルから少し左側から登りだしていく。最初の登り出しは少し足の置き場とルートを考えた。その後は問題なく通過し1P目終了。
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2P目は左手の階段状になっている岩場を乗り越えていく。懸垂点を終了点として登攀終了。
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ここでハーネス以外は全て外すことにした。ガスが晴れてきて、ジャンダルム、明神主峰が姿を現す。3峰までの道もはっきりと見えた。
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この時点で15:30頃だった。自分の中では5峰から下りたところの台地でビバークかなと思っていた。しかし、本音は小梨平まで行きたい。3峰は頂上へは上がらず岳沢側を巻いていく。
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4峰、5峰も通過する。せっかくなのでピッケルと写真撮影。東稜を先行していた男女が道に迷ったらしく一緒に下山することになった。
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16:30、5峰から下山する。そして南西尾根のフィックスロープ帯に差し掛かった。足元や持ち手など後続に指示を出し、問題なく通過することができた。
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樹林帯に入ると暗くなってきたのでヘッドランプをつけて下山していく。何度か軌道修正しながら下っていくと、7番標識に到着する。一般登山道を降りて、上高地の遊歩道を歩き河童橋に21:30到着する。道に迷っていた2人も安心した表情だった。今夜は上高地バスターミナルでビバークするとのことだった。自分達も小梨平キャンプ場で夕食を食べ、山行を振り返り就寝することにした。

8月12日
朝食を済ませて小梨平を後にする。上高地からバスであかんだなへ。アルプス街道の温泉施設が去年の11月で閉館となっていた。平湯の森で温泉につかり、アルプス街道で昼食を食べて、高山市内で日本酒を購入して帰阪した。
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今回の山行でアルパインクライミングの醍醐味を感じるとることはできた。途中に何度か味わった緊張感、登頂後の達成感、下山後の安堵感、どれも今までに無い感覚だった。しかし、安全性とスピードについて考えさせられた。ロープを出すと安全はある程度確保される。しかしスピードはどうしても落ちてしまう。これは今までにも教えられて理解はしていたつもりだ。しかし、第一階段で身をもって体験することになった。こういったアルパインクライミングでは、色々な判断を求められるのだろう。良い勉強になった。また、下山中は時間ばかりを気にしてしまい、ルートファイディングが疎かになっていたと思う。自分自身大きな反省点だ。

8月10日  あかんだな駐車場(6:20バス乗車)~上高地(7:00着)~小梨平キャンプ場(幕営)
8月11日  小梨平キャンプ場(3:00発)~明神館(3:40)~養魚場(3:50)~宮川のコル(5:10)~ひょうたん池(6:55)~第1階段(8:00)~らくだのコル(11:45)~明神岳バットレス4P登攀(12:00)~明神岳(14:30)~2峰2P登攀(14:45)~3峰(16:00)~4峰(16:15)~5峰(16:30)南西尾根より下降~小梨平キャンプ場(21:30)


                                      記  山崎

2019/08/10-13 吾妻連峰 前川大滝沢

日時 2019年8月10日~13日
場所 吾妻連峰 前川大滝沢
メンバー 石田、早川
山行形態  沢登り

■8/9(金),10(土)

22:30 MCM集合
仮眠後に朝5時に会長の車で出発。北陸道経由で荒川胎内ICまで連休初日だがそれほど渋滞に巻き込まれずに大阪を抜ける。

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米沢まで下道で行き、ローカルスーパーで買い出しして峠駅で野宿。

昔はスイッチバックの駅やったみたいですけど今は新幹線がどんどん通りすぎて行くレトロなのに最先端な不思議な空間。

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もう一組先客がいたが道路でテーブル広げて宴会したり夜中まで飲んで歌ってとせっかくの廃駅の雰囲気を台無しに
まあ熊が出なくてよかったと思うしかない




■8/11(日)

5:00 起床
06:30 入渓
08:17 滑川大滝
12:30 遡行終了
15:30 明月荘(弥兵衛平小屋)

橋の横に駐車場があり橋の横から入渓。

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入渓地点からいきなりナメがとても美しい滝が現れる。
気温は高く少し歩くとすぐ暑くなったが滝で滑り台のように滑って体を濡らすとたちまちは体温が下がって歩きやすくなった。

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2時間ほど美しいナメ床を快適に歩きとても大きな前川大滝に到着。

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日本の百名瀑に選ばれていて姿形がとても美しい。

国立公園なので本来野営は禁止だが焚き火の跡があり残念な気持ちになる。
大滝の100mほど手前にケルンのように石が積んであり右岸に赤テープがある。
それを目印に巻道を上がる。
巻道から見る前川大滝もとても雄大だ。

欲をいえばもう少し空が晴れていて欲しかった。

以前のトロッコの施設の跡地を通りすぎてさらに巻道を進んでいく。

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どんどん沢が下に遠く見えるようになり不安になった頃に赤テープを発見ししばらく軽い藪漕ぎをしながら10分ほどで再度沢に合流。

12mの滝で念のためロープを出す。
沢を登る際には水が流れているところの方がコケがつかずに滑りにくかった。
Y字の滝では滝壺を泳いでたもとまでたどり着き登り切る。

そのあとは枝沢の桶木沢を上がり一般道に合流し遡行を終了。
靴を沢用から登山用に履き替えて明月荘までは400mほどの登り。

今まで気持ちよく遡行していたときのギヤをリュックにしまいこんでここからは歩荷トレの始まり。
水を染み込んでええ感じの重さになってます。
ええ歩荷トレメニューを準備してはりました。

15:30 明月荘到着

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直前にあった金明水という水飲み場で給水。
明月荘までの道中に誰も人を見かけなかったのに避難小屋に着くとたくさんの人がいるのに驚き。

お隣に居合わせたお兄さんが関西出身で東北に長く住んでいてこ東北の山に詳しく色々と話を聞かせてもらう。

弥兵衛平小屋は2000m付近なんだけど池塘や弥兵衛平湿原が広がっていて夕日が西吾妻山に沈むのを見るとまるでサバンナのキリマンジャロに夕日が沈むようで東北のキリマンジャロと呼んでます
とのことで実際見に行ってみた。
残念ながら今日は天気が悪く夕日は見れませんでしたが、たしかにサバンナのような光景で日本の山でこのような景色を見たことがなく一見の価値ありでした。

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東北の山は山小屋も殆どが無人とのことで、北アルプスのようにお祭りのような浮ついた感がないので人混みが苦手な自分には向いていると思った。

■8/12(月)


2日目の山の日は吾妻連峰の縦走路を通り途中兵子から姨湯温泉経由滑川温泉下るコース


05:52明月荘
06:10弥兵衛平分岐
06:21東大巓
06:33東大巓分岐
08:01東大巓分岐
09:10昭元山
10:16烏帽子山
11:09ニセ烏帽子山
11:28兵子分岐
11:50兵子
14:08神楽新道登山口
14:34滑川温泉

東大巓までは池塘の平原を進む風光明媚な木道を歩く。
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ただ東大巓分岐で間違って浄土平に行く道に行ってしまいきつい藪漕ぎをしてしまった。
六甲山や金剛山の昭文社マップなら間違いなく破線コースだが東北ならこれは普通のコースのようだ。

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朝露で沢登りしたようにびしょ濡れになり昨日の沢登りのウェアでこればよかったと後悔。
歩いて行くうちにだんだんと隣の尾根からどんどん離れて行くのでなんか違うなと思ったのは一時間後。
もう一度藪漕ぎを登り直してに戻る。
戻る途中で昨日避難小屋で出会った兄さんにすれ違う。
道間違えたと伝えるという滑川温泉ならずっと左左に行かないとねとアドバイス。

やはり遭難防止には挨拶やコミュニケーションが大切だと気付く。
特に人影が少ない山ならなおさらだ。

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元の分岐に戻り再び縦走路に合流。
ここから先の縦走路も一般道だが八割は藪漕ぎして歩いた。

踏み跡はしっかりしてるが20kgはあろうかと言うリュックが枝に引っかかり苦労しながら進んでいく。
比較的なだらかで女性的な形の山が多いが藪漕ぎと歩荷トレでどんどん体力が奪われる。

ニセ烏帽子山を過ぎた後に姥湯温泉への降り口の分岐。
はるか歩いてきた昭元山、烏帽子山が綺麗に見える。
その後は藪漕ぎもなく結構歩かれた道を下り姥湯温泉駐車場へ。

そこから最後にとどめのアスファルト道を3kmほど歩く。

滑川温泉に着いて朝からドロドロになった体を沢で洗いたい心境だったが温泉に入って汗を流し米沢に移動して宿泊。

■8/13(火)

翌日に上杉神社で山行の無事を報告。

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「なせば為る 成さねば為らぬ 何事も 成らぬは人の なさぬなりけり」

上杉鷹山の言葉に胸打たれ心根を入れ直して山にも何事にも取り組もうと思いを新たに帰阪。

2019年GW合宿 剱岳 早月尾根

2019/5/3(金)~ 5/5(日) GW合宿 剱岳 早月尾根
参加者 石田(CL)、山崎、北村、大澤、豊田、風間

近鉄八尾駅・川西駅に21:30集合
2台に分かれて、立山IC降りてすぐのコンビニに4:00に落ち合う
馬場島の手前から剱岳北方稜線の山並みが間近に迫る
馬場島にて大澤さんと合流5:00
登山口近くの駐車場はすでにいっぱいで、80m程離れた駐車場にとめました


1日目
5/3(金) 天候 晴れ
馬場島5:30~松尾平6:45~三角点11:40~早月小屋13:00

快晴。
登山口には「試練と憧れ」と書かれた石碑。

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標高差は約2300m、早月小屋までは1500m。
いきなり急登が始まります。
登山道にはカタクリやイワウチソウなど春の装い。



前半は樹林帯の道が続きます。下山時にとても苦しめられました。



1600mの標識

5月の陽ざしは強く、重荷と暑さで汗だく。日陰で休憩をはさみながら登ります。
すばらしい景色が励ましてくれます。

赤谷尾根

猫又山

奥大日岳

登るほどに雪は多くなり、所々急斜面。

緩急を繰り返しながら、昼過ぎに早月小屋に到着。
小屋まではノーアイゼン。

小屋は営業しておらず無人。

テントを張り、水づくりをせっせと行う。

テント場は広く眺めも良い。
池ノ谷方面にはギザギザの小窓尾根、立山川方面には奥大日岳、早月尾根上部には剱岳山頂。



下山してこられた方が、突然、大きな声で「トイレは小屋を使ってください。ビールあります。」と。
どうやら小屋のご主人さん。お泊りのお客さんがあるとのことで、特別に本日のみ営業されるとのこと。

ありがたく、恩恵にあずかる。

乾杯。



贅沢な景色を見ながら、のどかな時間を過ごす。
17時頃から夕食。
雲海に沈む夕陽を眺め、一日を終える。




2日目
5/4(土) 天候 晴れ
起床3:00
早月小屋4:55~標高2600m6:45~エボシ岩7:50~シシ頭8:30~劔岳山頂9:15~
下山開始9:50~エボシ岩11:00~標高2600m12:10~早月小屋13:20

本日も快晴。

出発してすぐひと登り。
ひと登りすると、山頂まで続く尾根が見通せます。



2614峰は池の谷側をトラバース。



かなり急な登りが始まります。
傾斜が60度もあるような傾斜になると恐ろしい。
スタンスが崩れれば滑落に直結。
アイゼンを効かせて、ピッケルを深く刺しながらなんとか通過します。
終始気が抜けません。



エボシ岩。
下りは池の谷側をトラバース。



獅子頭は池の谷側をトラバースします。


カニのハサミのルンゼ。
ザレた急斜面がいやらしい。落石しないように。
アイゼンの前爪をきかせながら慎重に。



別山尾根と合流。
山頂はもうすぐ。

9時15分、登頂!



山頂からの景色は抜群。快晴のもと、北アルプス山脈を一望。
しばらく景色に見とれ、腰をおろしてのんびりする。



名残惜しいが、下山に向かいます。

ルンゼと雪壁の下りの2か所で、ロープを出して懸垂で降ります。



傾斜のきついところはバックステップで降ります。
階段状になっているところに蹴り込みます。高度を感じ、苦労しました。

トラバースも慎重に。

白い雷鳥がいました。なごみます。



雪が緩み滑りやすくなっています。
慎重に慎重にひたすら下ります。

早月小屋のテント場に無事到着。

ひと段落したところで、雪に埋めておいたビールで乾杯。
昨日の恩恵にあずかります。

まだまだ、日は高く、外で、飲みながら、つまみながら、水づくりしながらのんびり過ごします。

17時頃から夕食。
富山湾に沈む夕陽を眺め、一日を終える。



3日目
5/5(日) 天候 晴れ
起床3:00
早月小屋5:00~三角点5:50~松尾平9:00~馬場島9:45

本日も快晴。

5時出発。

急斜面の雪面を一気に下る。

緩んだ雪に足を取られ、ひとりペースダウンする。

緩み切った雪に、ステップごと流されて、数回転。

その後も急斜面が続く。更にペースダウン。

長い長い急斜面を降りきると松尾平。
松尾平手前でアイゼンを外す。
雪解けの進んだ道を下る。
しかし、まだ300m近くの下り。やはり日本三大急登。

入山時よりも、カタクリの咲き具合が華やかに。なごむ。

重荷にあえぎながら馬場島に到着。
「試練と憧れ」の石碑に無事帰ってきました。



アルプスの湯・お昼をいただき、ここで、大澤さんとお別れ。
天候に恵まれ、良い山でした。
残雪期の剱岳、とても勉強になる貴重な経験になりました。
みなさまの安全なサポートのおかげで無事下山できたこと、感謝しております。

記録:風間

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山屋集団のブログ
関西の山岳会、青穂クラブの面々が、山行記録、山での出来事、下界での出来事を思いつくままに綴るブログです。