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H24年3/2(金)~4(日) 塔ノ岳~丹沢山~蛭ヶ岳(神奈川県丹沢山域) 

積雪期 大倉から塔ノ岳・丹沢山・蛭ヶ岳までの縦走
天候   3/3 曇りのち晴れ 3/4曇り
メンバー 杉田L 松長 前山

日程  
3/2 大阪発(門真19:10)― 東名高速 鮎沢PA仮眠(0:30)
3/3 鮎沢PA(6:00)― 大倉登山口(7:30)―見晴茶屋(8:20)―駒止茶屋(9:00)―堀山の家(9:30)―花立山荘(10:30)―塔ノ岳(11:55)―丹沢山(13:30)みやま山荘泊
3/4 みやま山荘(6:30)―不動ノ峰(7:35)―棚沢ノ頭(7:45)―鬼が岩(8:00)―蛭ヶ岳(8:50)― 丹沢山― 塔ノ岳―大倉尾根―大倉登山口(15:30)―大阪着(門真22:30)

3/2(金)
丹沢への移動時間を考慮し、集合時間を早い時間に設定。その為、参加者は3名のみとなる。新名神から伊勢湾岸道を経由、途中休憩もしたが約5時間で鮎沢PAに到着。
鮎沢PAも2センチ程度の積雪見られる。テント設営し仮眠をとる。

3/3(土)
5時 起床 テントでサンドイッチやおにぎりを急いで食べる。暖かい飲み物が欲しかったが、時間がもったいないと思い冷たい牛乳を飲む。テント撤収後鮎沢PAの店に入ると早朝より食堂や店が開いている。小さなPAで比較的静か、仮眠には最適であった。

早々に身支度を整え出発。大井松田ICを降り大倉登山口を目指す。大倉バス停に駐車場があるが開閉時間制限があり入口はチェーンがかかっている。その向かい側に有料の駐車場(一日上限¥800)発見。そこに駐車し出発。

大倉登山口(標高290m)からしばらく車道を歩く。風情のある工房をすぎ大倉尾根にたどり着く。急登もなくダラダラと登っていく。身体を慣らすのに最適。雪は全く無い。観音茶屋、見晴茶屋、駒止茶屋と多くの休憩所及びベンチがある。標高905mの駒止茶屋あたりから登山道のぬかるみがひどい。泥の深さは5~6センチくらいありそうだ。他の登山者も滑らないように避けて歩いている。堀山の家あたりにくるとわずかであるが降雪のあとみとめる。

路面の凍結もなくスムーズに進む。花立山荘で一息いれる。多くの登山者がここでアイゼンを装着している。簡易アイゼンが多い。花立山荘より急な木道の登山道となる。時より左手に富士山がみえる。富士山を見て歓声をあげたのは関西からきた我々だけであった。

鍋割山との分岐直前でわれわれもアイゼンを装着する。塔ノ岳山頂は多くの登山者でにぎわっている。記録用に写真をとり、すぐに出発。塔ノ岳から下り始めると積雪量はぐんと増す。北側の尾根の雪はしまっていてトレースもあり歩きやすい。登り返しのピークが日高(標高1461m)、樹林帯を抜け次のピークの竜が馬場(標高1504m)に到着。ガスがかかって山頂が見えない。進むほどに積雪量が増す。展望がよければ距離を予測できるが、視界が悪く、天候崩れもこわいので先を急ぐ杉田L。
丹沢山に13:30に到着。ここから蛭ヶ岳までの往復は無雪期で3時間はかかる。雪があれば4時間以上かかる。今日は丹沢山までにし、明日以降のことは小屋で考える事とし宿泊の手続きをする。

みやま山荘の小屋番より、二日前の寒波で新雪多い。丹沢山から蛭ヶ岳までの行程は積雪量多く1m以上、不動の峰より先はトレースもない。雪庇もあるため危険。先行けるかどうか、今から不動の峰まで行ってみてはどうかと言われる。荷を下ろして身軽になり偵察に行こうとするも、すぐに撤収。トレースなければ時間がない、蛭ヶ岳までは行けないだろう。明日、行けるところまで行って引き返すということで皆合意し、小屋でくつろぐ。

夕食は17時、宿泊の受付をすると我々が一番乗り。みやま山荘の内装も凝っていてきれいである。山小屋とは思えないような豪華な夕食。夕食後18時すぎより、布団で横になる。快適だ。布団に入ると暑かった。布団をはねのけ寝ていると足元に小屋の主人(石井さん)が布団を取りに来ていた。どことなく石田さんに似ている。頭もだが、歩き方も似ていた。

消灯は20:30、それまで、大声で騒ぐ若者の声が響いていた。アルコールも入り登山談義に花が咲いているようだ。消灯後は静かで寝やすかった。朝方、隣で寝ている杉田Lの声で目醒める。寝言らしいがきちんとした言葉になっていない。(奥さんが家出していく夢だったらしい、恐ろしい夢だ。)
6時の朝食が終われば、すぐに出発を予定していたので、5時より準備をし、オーバーズボンやスパッツをつけて待つ。早く出発する登山者が多いと思ったが、他の登山者はのんびりしている。

6時半、みやま山荘出発。丹沢山から下りアップダウンを繰り返す。天候は曇りでガスがかかっている。展望不良。不動ノ峰休憩小屋まで多くのトレースがある。山も深くなっていて、積雪量もます。我々より先を歩く登山者はいない。引き帰す予定になっていた不動ノ峰到着。トレースもあり無雪期と同じようなコースタイムで着いた。その先もトレースがついている。数人のみの足跡、ワカンではなく靴跡であった。制限時間9時まで蛭ヶ岳を目指して進む。休息もほとんどとらず歩き続ける。雪はしまっていて歩きやすかった。低い笹の上に1m以上積雪した斜面下を歩く、気温が上がれば雪崩の危険性もある斜面である。

鬼が岩より先は、鎖場がある雪付きの岩稜となる。杉田Lに先導してもらい、通過。こんなところでもたもたしてしまった。スタンスもホールドもたくさんあるが腰が引けてしまった。鎖場抜けると、蛭ヶ岳方面から下ってくる登山者とすれ違う。昨日、ベテランの登山者とともに3人でラッセルし蛭ヶ岳までラッセルしたと言われる。キャンセル者が多く蛭ヶ岳山荘は5名しか宿泊していなかったらしい。トレースがありここまで来ることが出来た事を感謝する。

タイムアップ直前の8:50蛭ヶ岳山頂に到着。小屋の中から手を振る登山者(中高年の二人、オネエタイプの男性と女性)。蛭ヶ岳山頂で写真をとり、水分補給し下山開始。帰途を急ぐ。スパッツにミニスカート、トレラン用の靴でアイゼンもない女性とすれ違う。軽装の登山者も多い。アイゼンのない登山者も見かけた。蛭ヶ岳から丹沢山までは冬山装備の登山者が多いが、トレースあればハイカーも入ってきている。
丹沢山までの日帰り登山者が主流らしい。関東の登山者は静かである。

杉田Lは登り道では無口になるが、常に喋っていた。オネエタイプのおじさんに「お父さんの声でかいわよ~」と注意されていたが、杉田Lは注意とは思っていなかった。

下山後、大倉バス停に靴の洗い場などがあるが混んでいた。早く大阪に帰ろうということで入浴せずに大阪に向かう。帰路は混んでいてスピードも出せず時間がかかった。東名から伊勢湾岸道、新名神、第二京阪経由で22:30大阪(門真)着。

感想
丹沢は雪山入門、初心者の山と言われるが、天候次第では、遭難の危険性も多い。積雪が多いと道がわからなくなってしまう。赤布でしるしがあったのはわずか3か所だけであった。周りの景色も雪とガスで視界不良になりやすい。初日、カラ荷で不動ノ峰に偵察にいこうとしたが、偵察であっても何があるか予測できない。油断しないことが、身を守ることにつながると思った。私たちはたまたまトレースがあり、短い日程でピストンして帰ることが出来た。杉田Lから、歩きながら食べたり、ザックのバンドをとめるように言われるが、集中力散漫になりやすく、怖いためできなかったので、御嬢さんは我儘だな~と言われてしまった。内容充実した山行であった。


塔ノ岳山頂  丹沢山頂  鬼ヶ岩ノ頭(鎖場)  大倉尾根からみた富士山

(左より塔ノ岳頂上、丹沢山頂、鬼ヶ岩の頭(鎖場)、大倉尾根からの富士山)   記録・写真 前山

2012年3月4日(日) 大山別山尾根(鳥取県)

参加者 岳友3人(アルデ山岳会)、りょ(青穂クラブ)

3月3日(土)ひな祭り
23時前 大阪発 明けて2時頃大山駐車場到着、仮眠

3月4日(日) 晴のち雨
5:00 起床 / 6:15 駐車場発
7:05 元谷小屋(アイゼン以外のギア装着)~7:25
8:00 取付(アイゼン装着)~8:30 100m程雪稜をノーロープで登る
8:50 1P~2P (ロープ、不要と言えば不要な雪稜)
10:00 3P目(曇り始める)
11:00 5P目(雪がちらつき始める。ものすごく待たされる)
11:51 別山頂点~ナイフリッジ~12:30コル
13:05 夏道合流
14:05 駐車場着

天気は崩れる予報だったが10時頃までは青空が広がり気持ちのいい朝だったが、10時頃から曇り始め、11時頃雪がちらつき始め、恐怖のナイフリッジを渡る頃には雨になった。

久しぶりの別山尾根だった。確か青穂に入って2年目かの冬に行ったと思う。あの時は前に行きたい!と思う気持ちはあったが自分に自信がなくてどうぞ、どうぞ、リード行ってください、という感じだったが数年経つとそんな気持ちはどこへやら。私が行くのだ、リードするのだ、といういい意味で前へ前へという気持ちが強くなった。

そんなことはさておき、雨という天気は少しかなわんかったが、雪もしっかり締まってかなり楽しめた。この日は私達を含めて(分かるだけで)4パーティか5パーティ登っていた。弥山尾根の方も盛況でコールの声が響いていた。

ボルト、ハーケンなどはないので、岩や立木でランニングを取る。どこで取るか、ロープの流れはどうか?これを考えながら登るのが、That's alpine!という感じでほんと楽しめた。


IMG_0002.jpg 
大神山神社の参道。今年も雪多し

IMG_0009.jpg 
真正面のルンゼの向かって右が別山尾根バットレス(登ったルート)

IMG_0014.jpg  
朝はあんなに晴れていたのに。雪稜、岩稜のミックスルート

IMG_0032.jpg 
ルート一番の核心か?別山頂点からのナイフリッジ。雪が少なく岩が浮きまくり!歩くのは恐ろしく馬乗りになって通過した

                                       (記録、写真 りょ)




H24年2/24(金)~2/25(土) 福井県 雲谷山

天候 2/25小雨 
山頂積雪150
雪質 融解開始し、水分多く含んだザラメ雪でソフト(はまりやすい)
トレース なし (獣の足跡あり)
メンバー CL杉田 渡邉 前山
日程
2/24 京阪門真駅集合(20:30)― 道の駅 若狭熊川宿着10:30頃― 仮眠(11:30)
2/25 道の駅若狭熊川発(6:00)― 三方石観音寺登山口出発(6:30)― 第1展望所(7:00)―第2展望所(7:15)― 第3展望所(林道合流地点)― 谷筋道との合流点―雲谷山付近探索(10:00~12:00)―撤退(下山開始12:00)
   ―第3展望所 ―林道 ― 三方石観音寺登山口 下山(14:30)
   三方温泉きらら(入浴料¥600)15:00~15:30 ― 京阪門真駅着(18:30)

当初5人で行く予定であったが、各自の都合により3名となる。門真集合し近畿道から名神高速で京都東まで行く。湖西道路と西近江路で高島経由し若狭街道へ向かう。若狭街道を北上していくと街明かりもなく簡素な農村地帯となる。コンビニ探し始めてすぐにローソン発見。朝食用のパンと宿泊時宴会用のビール購入。(杉田Lは枚方自宅からビール持参)福井県小浜市の宿泊予定地へ向かう。若狭街道には積雪なく気温3度と路面凍結の心配もなかった。

仮眠した道の駅(若狭熊川宿)は古民家風のおしゃれな建物であった。12畳位のスペースで中央に立ったまま飲み物を飲むスペースがあり、入口から左側には作り付けのベンチ3スペースがある。入口より右側が自動販売機コーナーになっている。パンやスナック菓子、飲料類の自動販売機がある。一番の魅力は暖房が入っている。難点はセンサーによる照明システムなのか?急に明るくなったりする。私たちは床で寝た。時に駐車場から人の声はするが、私たちが占拠したこの休憩所に入る人は全くいなかった。外から入ろうとすると明るい部屋に寝袋が3つ、気味が悪いのかもしれない。杉田Lはアイマスクをつけすぐに寝入っていた。私も暖かい部屋で快適に寝ることが出来た。

5:00起床予定、私は起きたが、杉田Lと渡邉君起きず。朝食を食べ荷造りし待つ。間もなく、二人も起床。外は小雨が降り始めている。道の駅で登山靴をはき雨具を着る。杉田Lは自動販売機で暖かい飲み物を購入しテルモスに入れ準備。道の駅出発が6:00。外は明るくなっており三方石観音寺の案内表示もすぐに見つけることができた。参拝者用の駐車場は除雪されており、すでに3台の福井ナンバーの車が止まっていた。
「もしかしたら、他の入山者がいるかもしれない」と心配下な顔をする杉田Lであった。
参道には雪が無かった。路肩にある雪も連日の好天で溶けかけていた。参道を登りつめると、左側に登山道入口の表示発見。無積雪期なら林道を車で走行することができ、第三展望所付近まで簡単に行くことが出来るらしい。第1展望台にむけて歩き始める。数センチしか積雪認めず。1週間前はかなりの積雪であったのにすべて溶けたのかと気になる杉田L。登り始めて30分で積雪の深さ増えてくる。7:00ワカン装着。以前もたついたので、自宅で調整してあったため、手早くつけることが出来た。渡邉君は苦労していた。前回の自分を見ているようであった。ラッセル訓練開始。前山と渡邉で交互に交代しラッセルして進む。標高1展望所から三方五湖が見えるが、あいにくの雨で霞んでいる。第2展望所すぎ、第3展望所に着くと、小さなログハウス町の小屋があり、雨をしのいで休憩。ゆるんだワカンのひもを締め直す。地形図で現在地確認。ここから先が長い。積雪量も多くなる。狸より大きな熊のような足跡もある。尾根伝いに先を急ぐ、登りはつらく歩幅も小さくなる。【雲谷山→】 という小さな表示をすぎて尾根を行き過ぎるとピークに達する。
この先どう進むのか位置を確認しよとするがガスがかかり周りの状態確認できず。幹に赤布をつける。そこより谷方面に下る。左側に尾根見えたためその尾根を行く。行く手、右に大きな杉が出てくる。一部朽ちかけているが葉はしっかりしている。そこをすぎると下りになり谷合いになる。赤布でしるしをつけ休憩。周りの山の状態がわからないため、杉田L探索へ。右手にピークあり、そこにむけて出発。時に腰あたりまで雪に埋もれることもある。杉田Lが雪にはまり込んでなかなか出られなくなるアクシデントもあった。苦労して到着したピークには人の踏み後がる。このふみ後は新しいものだ。他の登山道から来た人か?など話し、トレースを追っていくと、私たちが付けた赤布を発見。地形図を見るとあってもいいのに山頂が発見できない。タイムリミットは13時。周囲を下ったり登ったりするが山頂はわからなかった。ワンデリングしたこともショックであった。12時まで探したが雲谷山と書いてある表示物はなかった。天気も悪く薄暗くなっているため、帰路を急ぐ、第3展望所まで急ぎ足で下山。そこから先は雪も少ないだろうとワカンを取りはずし楽であると思い林道を下山。林道の方が積雪量多く、距離も長い。雪も柔らく溶けてきている。先頭を歩く渡邉君のスパッツは年季が入っていて(老朽化)雪がスパッツの上から入っていくのが見える。靴の中が濡れてしまうのでは?とおばちゃんは心配になった。実はすでに濡れていたので下山を急いでいたらしい。林道下っても雪の量が多い。道路の端だけ雪が解けてなくなっている場所があるがガードレールより外。こんな所歩いたら危険だし杉田Lに怒られるかもと最後尾を歩く杉田Lを見ると。かなり前からガードレール外道端をガードレールにつかまりながら歩いている。さらにショートカットで崖を降りている。林道は雪崩があると危険だ!と言っていたのに・・・・。下山後、三方石観音にお参りをする。駐車場で杉田L地元のお爺さんと世間話をはじめる。エンジンをかけ、乗るように視線で合図を送るが、シカとカラス猟の話がなかなか終わらない。
結論はシカ駆除の値段よりカラス駆除の値段の方が高いらしい。シカをさばいて、内臓をすてそこに集まったカラスを捕獲するやり方を聞いていたみたいだ。私の人生においてカラス駆除に参加する事は無いと思う。
雨と汗で体が冷えていたので、近くの温泉に入り帰る。とてもきれいな温泉である。
どこの温泉地でも居るのだが、常連らしき、おばちゃんが仕切っていた。
入浴後、何か食べませんかと提案したが、お金を使うのはもったいない。節約が一番といわれ、杉田Lが来るときに購入したサンドイッチを3人で分けて食べた。
帰路の湖西道路は混んでいた。18:30門真駅にて解散。

ラッセルは雪質によりかかる時間もかなり違う。今回のような湿った、春先の雪は楽な方だと思う。視界不良時の対策として赤布を使う事など思いもつかなかった。標高の高い山なら道に迷うこともあるが、こんな低い里山でも登山道が雪に埋もれていたら道に迷う事も多いと痛感した。山の気候は変わりやすい、いろんなアクシデントが起こりうる。赤布など重いものでもないのでツエルトと同じように常備品にしていこうと思った。

P1000365.jpg  若狭熊川道の駅

P1000366.jpg  ワカンを装着

P1000369.jpg

P1000367.jpg  第一展望所から見た三方五湖

                                (記・写真 前山) 

赤岳比較

先日、赤岳主稜の記録を書きましたが、ちなみに今年はどんだけ雪が多いかという比較を去年の同時期の写真を一緒にアップして比べてみたいと思いましたので写真をアップします。

こちらが去年、2011年2月下旬の赤岳。行者小屋から撮影
Akadake2011Feb_20120225002319.jpg



そしてこちらが、今年、2012年2月2週目の写真。少し画角が違いますが雪の量の違いがお分かりいただけるかと思います。
Akadake2012Feb_20120225002606.jpg


いやしかし、ほんと雪が少なくてもヤブ漕ぎっぽくなって難儀だし、雪が多いとそれはそれでルートのグレードがまた違ってきたりして難儀だし、雪山って言うのは一筋縄では行きませんなぁ。ま、そこがまた面白いところなんですが。                                  (記、写真 りょ)

2012年2月11日~13日 八ヶ岳赤岳主稜と小滝アイスクライミング

参加者 Oさん(岳友)、玉ちゃん(岳友)、りょ

夏のヨーロッパ山行に向けて練習すべく(玉ちゃんとりょ)八ヶ岳へ。Oさんは保護者の立場なのでリードはしない予定だった。

2月10日(金) 
22時30分 吹田出発
翌2時30分頃 諏訪南IC出
3時過ぎ 美濃戸口駐車場到着 八ヶ岳山荘の駐車場に停車できた。雪少なく車も少なかった。

2月11日(土) 晴
6時起床 5時起き、6時出発の予定だったのに寝坊してしまった
7時15分 美濃戸口発
8時5分 美濃戸着 ここまでの林道、雪少ないが氷が張っておりかなり危険。車の乗り入れも自信がなければ止めておいた方が無難。
10時20分 阿弥陀が見える場所に出てくる。上空はかなり風がきつそう。頂上付近の雪が風で飛んでいる。
10時45分 行者小屋着 ここまではそう雪が多いと思わなかったが稜線を見るとびっしり雪がついている。ひぇ~。八ヶ岳のイメージじゃないですよ。テントを張り、必要なものだけ持って主稜へ取り付くべく文三郎尾根を上がる。主稜を登るパーティが見えた。Oさんとりょの2人は睡眠不足と運転の疲れからか体がだるくとてもしんどい。特にりょはとぼとぼとしか歩けず。
13時25分 1P目。りょ→玉の順番で登る予定だった。出だしのチョックストーンがつるつるに凍っていたがとりあえず抱きかかえて乗り越す。
14時過ぎ 2P目。玉ちゃんリード。手こずる。時間を見て日暮れに間に合わないと判断しこの日は下りようと提案。2人共賛成し、懸垂をして1P取付よりやや下まで下る。そこから、文三郎尾根までトラバースをなぞり帰る。
トラバースをしていると、文三郎から2人こちらにトラバースしてきた。何をしに、この時間に主稜の取付に向かうのか?見ているとロープを出して登りだした。いくらなんでも遅すぎるだろう。小屋に泊まるにしても、だ。最近は他人の考えていることが分からない。常識が通じないというか、多種多様になってきているというか...。
15時15分過ぎ テント場(行者小屋)帰着。テントが増えている。赤岳鉱泉の人がテン場代を徴収しにきた。1日1人1000円。高い。鉱泉の小屋とテン場、行者の小屋合わせてこの週末だけで260人が滞在しているらしい。すごい密度だ。
17時頃 夕食の準備 食担玉ちゃん わかめスープと生野菜入り酢豚丼
20時頃 周りはまだ少々ざわついているが、就寝。次の日は5時半起床、6時半出発とした。
底冷えの八ヶ岳だけあって夜中はかなり冷え込んで冷たかった。


2月12日(日) 曇のち晴
5時半 起床 朝食お茶漬け。水がかなり凍っていた。ご飯も凍った。お湯を沸かすのに時間がかかる。ハイパワーのガスヘッドを使うべき。時間は貴重。冷たいお茶漬けを食べた。お茶漬けは八ヶ岳には合ってないか。
7時15分出発 6時半出発予定なのにのんびりしてしまった。ガスがひどく頂上から稜線は見えず。風もきつい。文三郎を登っているとコールが聞こえる。すでに1パーティ登っているようだ。抜きつ抜かれつで3人パーティと会う。取付を通り越してしまい戻る。登ってくる一般登山者に「敗退ですか?」と聞かれる。誰が敗退なんかするものか。ガスが出て風が強い位で敗退なんかするもんか。
取付へのトラバース地点で先ほどの3人組がうろうろしていた。雪は固く締まって歩きやすい。取付までとととと歩いて到着。
8時15分頃1Pスタート。順番はりょ→Oさん→玉ちゃん→りょ→Oさん→玉ちゃん。
先ほどの3人組は結局登ってこなかった。1P終わってビレイしているとソロの男性1人と2人組が登ってきた。ソロの人は先に行き、2人組には3P目辺りで抜かしてもらった。結局この日は私達を含めて4パーティが登攀。
5P目辺り(9時45分頃)でOさんの腕時計の温度計がマイナス14.6℃を表示。極寒である。
10時頃から薄日が差し始め、11時頃から完全に青空が見える様になったが風は相変わらずきつい。そして体が冷える。
7P目(11時30分)、りょ、ムーブを考えずに取付、はまってしまい混乱。Oさんに代わってもらう。ここからOさん→玉ちゃん→Oさん→玉ちゃん→りょ&Oさん同時雪稜歩きで終了点に到着(14時)。6時間もかかってしまった。

岩場にはびっしり雪がついており、赤岳鉱泉のブログによると8日辺りに夜10時まで雨が降っていたらしい。その後、この水分が氷となって岩に張りついた状態で悪かった。トポ図に記載のII級というグレードよりは1つから1.5くらいはグレードがアップしていた。ガバがガバにならない。氷のホールドをパーミングで持てないっちゅうねん。
頂上小屋の横で風をよけ半時間ほど休憩を取る。誰も何も食べておらず、途中で出したスニッカーズにかなり助けられたと褒められる。Oさんがココアを作ってくれた。お湯は冷めていたが甘さにほっとする。私はとにかく行動食を食べまくる。柿の種におつまみにバランスアップに…。落ち着いてほっとした。
14時半 頂上。記念撮影して下山開始。
よく晴れており阿弥陀の下降路がよく見える。富士山は角度的に見えなかった。北アルプスも見えたし言うことナシ。
15時半テン場に到着。2パーティほどこの時間から下山するらしくテントを片付けていた。ソロの人が3組やってきて合計5張のテント。前日と違って静かな夕方だった。
18時 夕食。おつまみなどを食べてそこそこお腹いっぱいなので、前日に残ったアルファ米の小1袋を使って、カルボナーラ味リゾットにした。粉チーズをかけてかき混ぜてとろっとさせるといい感じでおいしかった。大好評だった。オニオンスープも料理に合って美味しかった。途中で買ったペットボトルのワインもほどよく冷えて3人共大満足だった。
19時半 就寝

2月13日(月) 曇
4時半起床 朝食はマルタイラーメン(玉ちゃん食担)。なかなかおいしかった。湯がく時間を短めにし、水を少なめにするのがコツ。ラーメンの具を入れてボリュームを持たせた。
7時半 テン場出発
8時10分頃 南沢小滝着 11時まで小滝でアイスクライミングを楽しむ。ものすごく発達していてびっくりした。ちらりと見えた大滝もかなりしっかり凍っていたようだった。
11時30分 下山開始。美濃戸から美濃戸口までの林道は、2日前と比べて状況は悪くなかったが念のためにアイゼンをつけた。美濃戸口近くのUピンカーブの橋の近くで4人ほどがアイスクライミングを楽しんでいた。
13時15分 美濃戸口着
13時50分 もみの湯でお風呂に入る。大人600円。この後、帰阪。一宮で混んでいたので大阪に着いたのは21時前になった。

水場 あり。わんさか出ている。



赤岳主稜2ピッチ目  赤岳主稜6P目  赤岳主稜7P目 
2P目の出だし越えたところ  6P目。雪稜を登る  7P目 この後核心部

 赤岳主稜ラストピッチ  Bunzaburo.jpg  南沢小滝
最終ピッチあたり   文三郎尾根を下る。下りは早い  南沢小滝

                                     (記・写真 りょ)

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